
SBSラジオ「GOGOワイドらぶらじ」ふくろい遠州の花火川柳グランプリ
総応募者数 70作品
★最優秀賞(1点)
「遠花火 女の愛が 手に残る」 袋井市 小林ふく子 様
※選者のコメント
人ごみから離れて遠くの花火を見ていると、花火の音や雑踏の音からも遠く離れているだけに、二人の時間を大切にしながら夜空の花火を楽しむことが出来る。花火が終わった後も手をつないでいた手のぬくもりが余韻となって心にしみてくる。
★優秀賞(3点)
①「逝く前に 遠き花火を 子と眺め」 掛川市 メタぽっちゃシンドロームさん
※選者のコメント
もう死期を悟り、冥土の土産と思って子供に連れて行ってもらった花火は感動を親子で共有する時間となり、会話は少なくても、思い出として、しっかり心に刻むことが出来た。花火を見る度にその時のことが思い出される。
②「元気出せ 花火がドンと 背中押す」 大阪府 団塊の世代 さん
※選者のコメント
読むだけで元気が出てくる応援歌。リズムが良く、ドンと花開く花火のように、背中を押してくれる。それまでの悩みがなんと小さな事かと、花火を見ながら悩みを忘れさせてくれる軽快な句。
③「平和への 祈りよ届け 宇宙まで」 静岡市 ツチノコ さん
※選者のコメント
隅田川の花火大会は江戸時代八代将軍吉宗の時に大飢饉とコレラで死んだ人々の霊をなぐさめるために始まったと言われている。
そのように花火には人々の思いが込められる。平和の意味が問われる時だけに、その願いを全世界に届けたい。
★花火実行委員会特別賞(1点)
「花火師の 命咲かせて 夏がゆく」 袋井市 竹内乕吉 様
※選者のコメント
一つひとつの花火には、花火師の技と魂が込められている。人々をどのように感動させるか。去年よりどう進歩させるかという思いが花開くその一瞬に込められている。一瞬の美に対する思いが胸を打つ。
★佳作(5点)
①「未来図を 貴方の傍と 決めた夜」 大阪府 さくらんぼ さん
②「ぱっと開く 夜空に笑顔 アンパンマン」 袋井市 岩瀬美津子 様
③「鉢越しに 金魚と花火 ランデブー」 袋井市 ことこと さん
④「花火より 彼女見ていた 暑い夏」 焼津市 きひろのおとーちゃん さん
⑤「せいせきも 花火みたいに 上げたいな」 袋井市 松下美優菜 様